ご挨拶

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はじめまして。「ひだまり チャイルドケアサポーター」代表の中村瑞枝です。

私は保育士時代に子どもと遊んでいてビックリしたことがありました。子どもが転ぶと顔面からぶつかるのです。

なぜ、顔面から転ぶのか。。。その謎が解けたのはしばらくしてからでした。理由は「転び方を知らない」から。

でも、転んでケガをすれば保育士の責任。

都会で保育士の夢を叶えたのですが、疑問に思うことだらけでした。

私は東北の限界集落で育ちました。保育園も幼稚園も通わず、遊び場は自然の中。

春夏秋冬、川や山の中で遊び、私の遊びのお手本はすべて「自然の中」でした。

田舎あるあるの、歩いていれば帰ってくるころには両手いっぱいにお菓子やジュースを持っているのが当たり前でした。

集落のみんなが知り合いで、会えば挨拶をして可愛がってくれる。

そんな環境の中で育ったので、都会の「他人を拒絶」する風潮に少し違和感を覚えました。

もちろん、田舎ほどみんなが知り合いというのは難しいのもわかっていますが、保育園に通っているママくらいは、保育園の先生やママ達をもっと頼ればいいのに。。。と思う事だらけでした。

 保育士の経験を積んで、見えてきたのは「子育ての正解を求めるママが多い事」。

「いい子に育てなきゃ」という思いが強すぎて、遊びよりも勉強や生活習慣を優先するあまり、遊び方やお友達との関わり方がわからない子どもが多いということでした。

保育園でトラブルやケガがあれば、ママ達は保育園に不信感しか抱かなくなる。

不信感しか抱かないママ達は保育園にクレームを入れるので、保育士からは「モンスターペアレント」と言われてしまう。

お互い歩み寄ればいいのに、大人が上手く関われないから、子どもも上手く関われない。

そんなモヤモヤを抱えたまま、あるクラスを担任しました。

ある子がいたのですが、その子は何をするにも保育士の補助が必要な子でした。

初めはクラスをまとめるのにどうしようかと悩みましたが、次第に「子ども達に気付いてもらおう」と考えるようになり、少しずつクラスの子ども達に話していくようになりました。

持ち上がりでそのクラスが2年目のある日、いつものように生活しているとある子が補助の必要な子に近づき「おいで」と言って自主的に誘導してくれました。

感動した私は「どうしてあの子のお手伝いしてくれたの?」と聞くと、「だって、あの子はお手伝いが必要でしょ?だからお手伝いしたの」と教えてくれました。

その日からクラスの他の子ども達もお手伝いをしてくれるようになり、補助が必要な子も成長がたくさん見られるようになりました。

その感動をすぐにママ達にお伝えすると、「うちの子がそんなことしたんですか?」とママもビックリ。

補助の必要な子のママもそのことがきっかけで、いろんな方法を考えられるようになり、もっとたくさんのお話ができるようになりました。

このことがきっかけで、もっと外の世界に目を向けようと思い、保育士で独立した人はいないのか友人たちに聞いてみたところ、ある友人が「保育士起業家」の方を見つけてくださり、すぐに連絡しました。

後日、直接お会いしお話させていただき、「保育園を辞めよう」と決意しました。

私が保育園を飛び出したのは、「都会に田舎をつくる」ため。

保育園という場所だけでなく、もっと子どもやママ達の横の繋がりがたくさんできるような場を作りたい!と今までの保育士経験から感じたからです。

目指すのは、私が育った地元のような関係性を都会で作っていきたいです。

そこの場に行けばみんなが知り合いで、気軽に声をかけてくれて、子ども達も勝手に遊んだり関係性を学んだり。

ネット社会の現代で、ネットの情報に振り回されることなく、その子1人ひとりの成長を見守ったり、待ったりすることも大切です。

子育てに正解はありません。

育児書通りに子どもは育ちません。

子どももママも私たちも、1人びとり「違ってあたりまえ」

誰かと比べることなく、その人の可能性を信じてあげられる人を増やしていきたい、世界でたった1人のあなたは「ギフト」なんだよという事を伝えていきたいと思っています。

  1. こんにちは、これはコメントです。
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